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ビナミルク[VNM]は・・・ベトナムを代表する乳業会社。製品は、
乳製品から栄養食品、清涼飲料まで200種以上にわたる。そのうち、
牛乳、練乳、粉ミルク、ヨーグルトの市場シェアが1位または2位。
最近では輸出強化と海外現地生産に注力している。

＜その他掲載銘柄＞
アジアコマーシャル銀行［ACB］、ホーチミン市インフラ投資[CII]、
コテック建設[CTD]、ベトインバンク[CTG]、ハウザン製薬[DHG]、
ダナンゴムタイヤ[DRC]、ダットサイングループ[DXG]、
FPT情報通信[FPT]、ホアファット鉄鋼グループ［HPG］、
ホアセン鉄鋼グループ[HSG]、キドグループ[KDC]、
カンディエン不動産[KDH]、軍隊商業銀行[MBB]、
マサンインベストメントグループ[MSN]、ナムロン投資[NLG]、
フーニュアン・ジュエリー[PNJ]、ペトロベトナム・第2ニョンチャック電力[PV2]、
ペトロベトナム・ドリリング[PVD]、チャファコ製薬[TRA]、
ベトコムバンク[VCB]、ビングループ[VIC]、ビナサンタクシー[VNS]

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CONTENTS
 
01. 16年GDP成長率+6.21％に減速―国会目標下回る
02. 週間☆アクセス数上位ランキング！
     特集（2016年12月26日～2017年1月1日） 
03. 噂のうわさ話
   　ハノイ・タイビンビール[BTB]
04. サイゴン・街角風景　　
  「2017新年のごちそう」

  統計総局(GSO)が発表した統計データによると、2016年の国内総生産(GDP)
成長率(推定値)は前年比+6.21％で、前年の+6.68％から減速し、
国会目標の+6.70％を下回った。GDP成長率は、2011年の+6.25％から
2012年には+5.25％に減速したが、2013年+5.42％、2014年+5.98％、
2015年+6.68％と順調に加速してきたが、今年は+6.21％に鈍化した。

  今年のGDP成長率が伸び悩んだ理由についてGSOは、世界的な
景気後退に加え、国内でも干ばつと海水侵入による天候不順や、
北中部地方で魚が大量死した事故により経済成長が低迷したとコメントした。

  2016年のGDPは4502兆7330億VND(約23兆3300億円)、1人当たり
GDPは前年比+106USD(約1万2402円)増の2215USD(約25万9000円)。

 
  2016年GDP成長率を四半期ベースで見ると、◇第1四半期：
前年同期比+5.48％、◇第2四半期：同+5.78％、◇第3四半期：
同+6.56％、◇第4四半期：同+6.68％と徐々に加速している。

  2016年GDP成長率を分野別で見ると、最も大きく伸びたのは、
｢工業・建設業｣の+7.57％で、前年の+9.64％から+2.07P低下。
このうち、工業が前年比+7.06％増加したが、原油価格下落の
影響で資源開発分野が同▲4.0％減少し、2011年以来で
最も減少率が高かった。

  「サービス業」は前年の+6.33％から+0.65P上昇の+6.98％だった。
特に伸びが大きかったのは、◇卸売・小売：+8.28％、◇情報・通信：
+8.20％、◇金融銀行・社会保険：+7.79％、◇医療・社会支援活動：
+7.38％、◇教育・訓練：+7.24％など。

  「農林水産業」は前年の+2.41％から+1.05P低下の+1.36％に減速し、
2011年以来で最も低かった。内訳は、◇林業：+6.11％、
◇水産業：+2.80％、◇農業：+0.72％。

  主なGDP構成比率は、◇サービス業：40.92％、◇工業・建設業：
32.72％、◇農林水産業：16.32％。

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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報（www.viet-kabu.com）の 
アクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 不動産投資大手ノバランドG、17年は大幅増収増益の見通し―大型不動産案件計上で
[2016/12/26 20:04 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/161226061445.html

  ベトナム大手不動産投資会社ノバランド不動産投資グループ[NVL]
(Novaland Group)は2017年中に、2014年及び2015年に
引き渡された不動産案件7件から巨額の売上高を計上することに加え、
新規案件の引き渡しによる売上高計上を根拠として、同年の業績は
大幅な増収増益になると予想している。

  具体的には、売上高が前年の2.6倍にあたる17兆5280億VND
(約908億円)、税引後利益が前年比+91％増の3兆1440億VND
(約163億円)となる見通し。

  2017年中に購入者に引き渡されるマンション案件として、
「ザ・トレゾワ(The Tresor)」(4区)、「ラッキーパレス(Lucky Palace)」
(6区)、「ガーデンゲート(Garden Gate)」(フーニュアン区)、
「ゴールデンマンション(Golden Mansion)」(同)、「キングストンレジデンス
(Kingston Residence)」、「オーチャードガーデン(Orchard Garden)」
(同)、「ザ・ボタニカ(Botanica)」(タンビン区)などが挙げられる。

  年初9か月の業績は、売上高が前年同期の3倍にあたる7兆1850億VND
(約372億円)で、年間計画を6.7％上回った。税引後利益は前年同期の
▲890億VND(約4億6000万円)から1兆5610億VND(約81億円)の
黒字に転じ、年間計画達成率は94.6％だった。

  9月末時点の総資産は32兆4800億VND(約1683億円)で、
ビナコネックス[VCG](Vinaconex)(21兆5000億VND＝約1114億円)や
FLCグループ[FLC](FLC Group)(17兆VND＝約881億円)、
キンバックシティーグループ[KBC](Kinhbac City Group)
(14兆7000億VND＝約762億円)などの不動産大手を上回っている。

  同時点の現金及び現金同等物は総資産の10.2％にあたる
3兆3000億VND(約171億円)。巨額の現金を保有していることにより、
同社は2015年から2016年にかけて、2区や4区、7区、フーニュアン区など
中心部にある数多くの不動産案件を買い取っている。同社は
延べ床面積980万m2の約40の不動産案件に投資している。

  NVL株価はOTC市場で6万VND(約311円)で取引されており、
28日のホーチミン証券取引所(HOSE)上場後に上昇するものと期待されている。


2 位 ビナミルク、シンガポール飲料大手F&Nが株式購入予告、保有率を17.85％に引き上げへ
[2016/12/29 12:20 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/161229120248.html

  シンガポールの不動産・飲料大手フレーザー・アンド・ニーブ
(Fraser and Neave＝F&N)の子会社、F&N・デイリー・インベストメンツ
(F&N Dairy Investment)はこのほど、乳業最大手ビナミルク[VNM]
(Vinamilk)株の追加購入予告を行い、VNM株の保有比率を現在の
13.65％から15.15％へと引き上げると発表した。

  購入予告によると、F&N・デイリー・インベストメンツは12月30日から
来年1月27日までの期間にVNM株2177万株を市場取引及び
相対取引で取得する予定だ。これにより、保有株式数は現在の
1億9818万株(保有比率13.65％)から2億1995万株(同15.15％)へと
増える見通し。

  28日のVNM終値は12万6000VND(約653円)で、これに基づく今回の
購入に必要な資金は約2兆7430億VND(約142億円)の計算となる。

  これに先立ち、国家資本投資経営総公社(State Capital Investment
Corporation＝SCIC)が保有しているVNM株の売出において、F&Nの
子会社2社、F&N・デイリー・インベストメンツ及びF&N・マニュファクチャリング
(F&N Manufacturing)は、それぞれが1投資家あたりの購入上限である
3918万9150株(保有比率2.7％)を落札した。落札価格は最低入札価格の
14万4000VND(約746円)。

  これにより、F&NはVNM株保有比率を16.35％へと引き上げ、
VNM株39.3％を保有するSCICに次ぎ、引き続き2番目の大口株主となっている。
今回の追加購入が実施されれば、F&NのVNM株保有比率は現在の
16.35％から17.85％へと増える見込みだ。


3 位 ノバランドG、リゾート不動産分野に進出―ビンGなどの有力な競合に
[2016/12/29 14:04 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/161229011923.html

  ベトナム大手不動産投資会社ノバランド不動産投資グループ[NVL]
(Novaland Group)はこのほど、韓国のデウォン・カンタビル
(Daewon Cantavil)社から、中部地方ダナン市ハイチャウ区の
ダーフオック都市区・ゴルフ場案件を買い取り、同案件を
「ザ・サンライズベイ(The Sunrise Bay)」と改称して開発を
再開したことを明らかにした。

  今回の買収により、NVLはリゾート不動産分野に進出した。
今後ビングループ[VIC](Vingroup)やサングループ(Sungroup)、
ビナキャピタル(VinaCapital)などの不動産開発大手にとって
有力なライバルになると見られる。

  NVLは中級・高級マンションを中心に延べ床面積980万m2の
約40の不動産案件に投資しており、これらの案件の殆どが
ホーチミン市に位置している。同社は商品の多様化に加え、
ダナン市や東南部地方バリア・ブンタウなどの地方都市にも
進出する計画。今回の案件再開は同計画の実現に向けた最初の一歩。

  計画によると、「ザ・サンライズベイ」は、タウンハウス区2680戸、
デュプレックスヴィラ860戸、別荘式(一戸建て)住宅160戸、
高級別荘式住宅66戸などの規模を持つ都市区となる。1戸あたりの
平均販売価格は37億VND(約1900万円)以上。

  このほか、同社はメコンデルタ地方カントー市でリゾート
「セライノバフーサ(Serai Nova Phu Sa)」案件を開発中だ。同案件は、
用地面積19ha超、バンガロー30戸、ビラ式(一戸建て)住宅47戸の
規模で、第1期は2017年第2四半期中に引き渡す予定。

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？
いろいろと推察しながら、しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、
毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株・経済情報」の
過去記事をご提供いただいたものから「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだ、
おもしろい噂を組み合わせて掲載しています。

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●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。
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ベトナム現地投資家のうわさ話・ハノイ・タイビンビール[BTB]・の巻！

(2017年1月4日 発行ベトナム株通信 第3048号)
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■■■ハノイ・タイビンビール[BTB]■■■

ハノイビール・アルコール飲料総公社[BHN](Hanoi Beer Alcohol
And Beverage＝HABECO、ハベコ)傘下のハノイ・タイビンビール[BTB]
(Ha noi - Thai Binh Beer)はこのほど、ハノイ証券取引所(HNX)から、
UPCoM店頭市場での取引が承認された。取引登録株式数は
769万1226株。銘柄コードは「BTB」。

BTBの前身は、2002年に設立された国営企業である
タイビンビール会社(Thai Binh Beer)。2005年に資本金200億VND
(約1億0300万円)で株式会社化が実施され、BHN傘下に置かれている。

同社は2011年9月、資本金を370億VND(約1億9000万円)から
769億VND(約3億9600万円)へと引き上げたが、これまで追加増資を
実施していない。2016年9月9日時点の大口株主は、◇BHN：66.31％、
◇ディン・バン・トゥアン氏：6.5％となっている。

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